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母・妻・薬剤師の独り言


日本医療薬学会年会

金沢で行われた学会にいってきました
前日から金沢入りをしたのでゆっくりとはいえませんが
兼六園や石川城公園など歩けました。

毎年かかさず顔を出していますが
今回も大勢の薬剤師が集結していました

聞きたい演題やポスターをすべて聞いてまわるのは
時間的に不可能なので絞っていったのですが
会場にはいれないこともあったりで、講演要旨集をめくりながら
歩き回りました。

初日は暑くて日傘代わりに頭の上に
二日目は小雨をよけるために使われたりと
今回の要旨集は大活躍だったかも(笑)



聞いてきた内容は

30日
9:00~12:00は以下の2箇所を途中移動しながら。
21世紀美術館 1F市民ギャラリー
一般口演:薬学教育.生涯教育
21世紀美術館 シアター21
一般口演:服薬指導

2年後に10週間の実務実習を受け入れる予定なので私の病院でも現在の4週間実習から
カリキュラムに工夫をしているところなのでとても参考になりました。


12:30~
ランチョンセミナー
福祉研修センター
「投薬過誤にむけた薬剤部の取り組み」

慶応大学の先生のお話ですが、人員の数が多いおかげだけではないでしょうが
規模のわりには薬剤師の数の多い印象。それはやはり業務内容を病院幹部にアピールできる
薬剤部上層部の能力のおよぼすところでしょうか。やはりリスクマネージメントには人力が必要だとあらためて実感してしまった。

14:00~
ポスター
堅町小学校体育館

15:10~
シンポジウム
「薬学教育を充実したものにするために」

まだまだ論議する点が多いと思う「モデル・コアカリキュラム」
大学側と医療現場では意見が異なる点が浮き彫りとなった
橋渡しが必要な印象。実務家教員の誕生を増大させるような気配。
まだまだ目が離せない状況。



近江町市場内の回転寿司でお腹いっぱい!!
武蔵が辻の名鉄エムザで能登名産のおみやげや和菓子(ホテルでたべちゃった)ゲット。
ドラッグストアでローズ系のバスオイル購入しホテルのユニットバスで堪能・・・・ムフフ。

1日
9:30~12:00
観光会館2F大集会室
シンポジウム9
「薬学教育における実務家教員への期待とその役割」

今回一番の興味はここにあったので30分まえから会場で待機
薬学部のある大学付属病院は可能だが私立大学においての実務家教員の活動や待遇
また本人の知識の維持のための環境など興味深い。
いまのままでは病院や薬局への負担が大きすぎる。大学の努力や経済的負担をどのようにしていくかが薬学教育のキーポイントの1つになっていく。それに加え医療現場では実習教育への関心の低いスタッフの啓蒙も必要だ。

12:30~
ランチョンセミナー
「EBMに基づく肺がん化学療法」
ガイドライン作成に関わった医師を演者に招き、現在の抗がん剤選択にたいする考え方や
エビデンスについて講演。外来ケモが業務にはいってきており、より身近になった話題なので
会場は熱気むんむん!!質問も多く演者も嬉しそうな表情だ。

午後
MROホール
ポスター閲覧

帰路が混雑するのを予測し早めに会場をあとにして駅へ
とても大きな鼓門に圧倒されつつタクシーの運転手さんとの楽しい会話に花が咲き
今度は観光で来ると約束しちゃいました。冬はゴム長靴もってこなきゃいけないよと
運転手さんの優しいアドバイス。ありがとうございました
金沢駅前の6番バス乗り場(空港ゆき)には長蛇の列。早めにきてよかった。

小松空港でおみやげ
松井選手のサブレ
バットの木でつくったお箸(かっとばし!)
鰤の俵巻き
などなど
楽しいお買い物でした。


というわけで職場にも報告書書くのかな・・
これが本音のレポートなんだけどな。

まじめな若い薬剤師がたくさんいるから嬉しくなりました。
わたしの薬剤部からも今年は6人も自腹参加してて
ほんとうに先行き明るいぞ。

明日から4週間実習が始まるので
やる気を注入されて良かったのです。








日本医療薬学会年会_b0007030_741161.jpg

# by sumirey20 | 2006-10-02 11:13 | お勉強


組織で生きる

この世の中正義感や綺麗ごとだけではいけないことはわかっちゃいるけど
私は自分を信じる道を曲げないようにしているのだ!

何があったか?って

インフルエンザが流行する兆しがあって政府がタミフルを確保するニュースが報道されているが
病院でのタミフル入手も通常より困難になっている
昨年の購入実績で割り振られた数量しかディーラーさんに卸されてこないらしいのだ
まだタミフル処方は出ていないけれどときどき見かける処方は医師が仲間の医師に処方しているものばかり。中外のMRからも適正に処方されていないことを指摘されて、入荷を断られていたので、知り合いのDrには実情を連絡して予防投与は用量も違うし保険給付がないことも告げ、中止してもらった。

それでもあとからあとから絶たない医師へのタミフル処方
医師のモラルを疑うよなあ。予防接種もしてもらってるのにさ

そんな年末のある日、病院幹部トップの名前のタミフル処方
それも10日分の日数。
もちろん処方医へ撤回を求めるが
「5日分ではなおらないことを想定してだしている」などとわけのわからないことを。
発症していないし、タミフル5日で治癒しなければ10日のんだってダメなのに
耐性つくってしまうかもしれないよ。

何を言っても聞かない。きっと幹部って怖いんだろうなあ。

しかたなく上司へ再度説得するよう依頼したが、上司も患者が幹部であるため
困っている様子。

組織の中で生きるために目をつぶるのか?薬剤師として生きるのか?

結局上司が悩んでいる間に処方医から連絡があり中止の連絡がきた
わかってもらえたのかとほっとしたのもつかの間、こっそりと院外処方にしていた
院外処方せんは薬剤部を通過しないシステムを利用した汚いやりかたに
あきれるし悲しくなる。なんて医者なんだ・・・・

院外薬局の薬剤師だってこまって疑義紹介してきますよ、センセ

今回の私の行動は薬剤部にマイナスになったかもしれない
それだけが仲間に対して申し訳ないけれど

やっぱり見過ごせなかった。
いつもこんな私。組織の中で生きるのはむいていないのかな
# by sumirey20 | 2005-12-30 08:01


岡山の学会で

岡山の学会で_b0007030_17173711.jpg














                                夜の大原美術館
医療薬学会に行ってきました
いろいろ興味あるテーマが盛りだくさんでしたが
特に気になったテーマは「簡易懸濁法による経管投与」についてでした
錠剤服用不可能な患者さんの調剤では錠剤を粉砕しているけれど
その業務にはあらゆる問題があることは感じていました

粉砕後の薬剤の安定性
スタッフへの粉砕時の吸入による暴露
ドライシロップなどへ変更する場合の薬価の上昇
粉砕に係る薬剤師の業務量の増大
病棟における薬剤の識別ミスの可能性

シンポジウムで紹介されていた簡易懸濁法とは
錠剤のまま調剤し、病棟で55℃程度の微温等に溶解しシリンジに充填または
はじめからシリンジ内で錠剤を溶解して経管投与する方法です

発表している施設は看護部との話し合いがうまくいったのでしょう・・・
薬剤部も看護部もメリットあることと言われている方法でしたけれど
溶解できない錠剤の抽出やマニュアルの作成、そのまえに薬剤部の執行部への提案・説得等
道のりは遠そうです。
でも、これは是非進めていきたいと胸が熱くなったのでした

岡山では倉敷に宿をとり、開館時間に間に合わなくて入れなかった(涙)大原美術館を
門のそとからパチリ。次回は観光できたいですね

そうそう美観地区で食べた「ままかり寿司」がおいしかったでーす
岡山の学会で_b0007030_17434951.jpg

# by sumirey20 | 2005-10-16 17:51 | お勉強


学会に行きたい

毎年必ず参加する医療薬学会が今年は岡山で開催される
発表をするわけでもないが自己啓発の目的もあり参加したいと思うのです
恩師や友人が多数活躍するのをみるとちょっぴり恥ずかしい気もあるけれど
日常の業務の中に、こんなにも問題点をまとめて考察している仕事を
されていることに尊敬と感謝の気持ちを抱きながら拝見させてもらっている

「これってどうなんだろう」と業務中に悩むことがあっても自分ひとりでは
調べる余裕がないまま流されてしまった問題も解決の手がかりをいただけることが
多いのです。

シンポジウムも時代の変化に合わせた演題であり興味深いものばかり
体を3つにわけてでもすべてを聞きたいのが本音ですね

しかし今年は遠距離であり家庭での問題(義母の体調悪化)もあったからあきらめていました
転職まで考えるほどの不安があったのが、ここ数日間で母の体調は復調し不安が小さくなってきたのです。
したがって学会への事前参加申し込みはまだしてないけれど可能であれば当日参加で行く予定なのです。
岡山・倉敷どこも見てまわらない行って来いの学会に行きたい_b0007030_103221.jpg片道3時間半の一人旅ですがとても楽しみです
# by sumirey20 | 2005-09-18 10:03 | お勉強


転職・・?

結婚して子供を産んで子育てしながら今まで働き続けてこれたのは
義母の協力のおかげ(旦那さんもね)です

その母が足に痛みを訴えるようになって
生活に支障をきたすようになってしまった
今まで当たり前のように頼ってきたことに気づいたのです

子供は11歳で自分のことをできるようになっていると思うが
私の帰宅が20時過ぎになることを母はとても心配しているため
子供は夕方には近所に住んでいる母のところへ行き
夕食をたべさせてもらい、私が迎えに(一人で帰れる距離なのに母が心配して
子供一人では帰らせないのだ)いくまでお風呂まで入れてもらっている。

足の具合が改善する様子がないので大きな病院で入院手術を薦めているけれど
子供がひとりで過ごすことを不安がっていて受け入れないのだ。

私が食事を前の晩に作る
子供は一人で温めて食べる
戸締りをしっかりして私が帰るのを待つ

そして一番の問題は
私の宿直の夜のことなのです
旦那さんの帰りがもう少し早ければなあ・・・
22時前に帰ってこれないから。

今まで何度か退職を考える危機はあったけれど今度こそ
転職を考えるときが来たのかもしれない


まだ甘い?手はあるか?
# by sumirey20 | 2005-08-27 10:30 | 家族

    

明るく楽しく元気よく、今日も真面目に悩む薬剤師の独り言
by sumirey20
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